FXに掛かる税金って？
年末が近づいてくると、ＦＸで利益を得た方は一体どの程度の税金が掛かるのか気になるところですよね。
それでは、ＦＸに掛かる税金ってどれだけになるのでしょう。
まず、ＦＸ（外貨を保有することで金利をもらえる可能性もありますが、逆に支払う可能性もあります）取引の種類には、大別すると、「店頭取引」と「くりっく３６５」とがあるはずです。
店頭取引の場合、１年間の合計所得により税率が変わってきます。
給与所得者ともなると、その給与も含んだ額で合計所得が計算されるのですので、注意しなけれねいけませんね。
現時点で決められている所得税と住民税を含む税率は、
・所得が０〜１９５万円以下の場合・・・15%
・所得が１９５万円超〜３３０万円以下の場合・・・二十パーセント
・所得が３30万円超〜６９５万円以下の場合・・・３０％
・所得が６９５万円超〜９００万円以下の場合・・・３３％
・所得が９００万円超〜１８００万円以下の場合・・・４３％
・所得が１８００万円超えの場合・・・５０パーセント
だと言えますね。
くりっく３６５の場合、店頭取引とは異なり、給与所得などと合計する必要はありません。
所得税と住民税（道府県民税と市町村民税を合わせた表現です）を含んだ一律２０％の税率ですので、所得の多い人にとっては、くりっく３６５の方が税金（きちんと納めずに脱税すると、バレた時にたいへんなことになってしまうでしょう）面で考えると有利なんです。
ちなみに、ＦＸで得た利益は税制上、「雑所得」だといえるでしょう。
もし、この全部の雑所得の合計が２０万円よりも少なければ確定申告（誤りなどがある場合には、修正申告や更正の請求が必要になります）の必要はありません。
つまり、雑所得となる他の収入がなく、ＦＸの利益も２０万円より少なければ、税金は掛からないということですね。
